ラク読み健康生活

~読みやすさ重視の身体の話~

1人でできる!手根管症候群を見分ける2つのセルフチェック!

f:id:bePTindependent:20190123074251j:plain

正座をして足が痺れたり、腕枕をして手が痺れたり、普通にしていても何かと痺れを感じることはあるかと思います。

でもそれがずっと続いて箸もまともに使えなくなるようなことになったら?

病気かどうか、まずは自分でチェックしてみましょう!その方法は・・・。

Check!

手根管症候群とは

☑セルフチェック

☑どうすればいいの?

☑最後に

 

手根管症候群とは

手根管症候群とは正中神経という親指から中指までの感覚・運動をコントロールする神経に何かしらの問題が生じ、手のひらに痺れや痛みを感じる病気です。

男性よりも女性が発症することが多く、42歳をピークにどんな年代の女性でも発症すると言われます。特に腱鞘炎と同じで手作業を多くする女性に多いようです!

 

腱鞘炎に関してはこちらをご覧ください!

beptindependent.hatenablog.com

 

手根管症候群は難しい言葉で「絞扼性末梢神経障害」と呼ばれます。

これは腱鞘炎のように神経の周りにある組織の一部が炎症して肥厚したり、関節リウマチのように関節が変形したりして神経を圧迫するために痺れや痛みが出る病気です。

このように神経が圧迫される以外にも、糖尿病のように末梢神経自体が障害される病気などでも同様の症状が発症すると言われます!

 

セルフチェック

手根管症候群では、これで痛みが出れば確実に手根管症候群!と言えるわけではありませんが、簡単にセルフチェックができます!

 

1つ目のセルフチェックはファレンテストと言います!

f:id:bePTindependent:20190124105807j:plain

上のように両手の甲を合わせます

この時に手のひらに痺れや痛みが出たら手根管症候群の可能性があります

 

2つ目のセルフチェックはティネルサインと言います!

f:id:bePTindependent:20190124110632j:plain

画像のように手首の手のひらの側の部分をトントンと叩くだけです!本当はゴムのハンマーなどをお医者さんは使いますが、手首のスナップをきかせてトントンすれば大丈夫でしょう(笑)

これで手のひらに痺れや痛みが出るのであれば、手根管症候群や末梢神経障害の可能性があります

 

我が家の一部が見えるのは許してください(笑)

 

どうすればいいの?

手根管症候群は色々な原因で起こる病気ですが、多くは手作業を多くこなす人に起こりやすいと言われます。そのため、病院に受診したらまずは安静するように言われるはずです・・・。

簡単に言ってくれる!と思う人も多いと思いますが、働かせすぎた部分には休憩が必要です。

安静のためにシーネ(ギプスを上下半分に切り、着脱できるギプス)で一時的に固定することもあります。

あとは神経の周りの組織が炎症して肥厚している時には、注射で炎症を抑えることもあります(めちゃくちゃ痛いイメージはありますが、すぐ良くなる人もいます)

最後の手段は手術です!手首の手のひら側を切って、神経の通り道を広げる手術になります。なるべく切りたくないですよね・・・。

 まず自分にできることは、今まで頑張らせてきた体を休ませてあげることです!

反対の手で荷物を持つ仕事量を減らすように交渉する人に頼る、大変な時は人に頼っちゃいましょう!

 

最後に

手根管症候群についてまとめてみました。

手根管症候群は進行すると、手のひらの親指のぷっくりしている母指球という筋肉の塊が萎縮して、猿手と呼ばれる形になります。そうなると手術しても筋肉が落ちきっている状態なので、手術しても戻り切らなくなります!

そのためぜひセルフチェックしてみて、痛んだり痺れが出たら、すぐに病院に受診した方がいいですよ!

 

もしも身体のことでお悩みの方がいれば、ぜひこちらから気軽にお声を掛けていただけたらと思います(^^)/!

docs.google.com

最後までお読みいただきありがとうございました!